ベター・コール・ソウルS1を最後まで見たので感想を書くよー！【ネタバレあり】

待ちに待ったNetflixがスタートしましたねー！

随分前から、ネトフリオリジナルドラマとして告知されていたブレイキングバッドのスピンオフ、ベター・コール・ソウル。私も早速見てきました！

そして、とりあえずあらすじとか簡単な感想をまとめたのがこちら。

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なんだけど！私のベター・コール・ソウルへの思いは完結しないのだっ！！
ってことで、S1の全10話を無事見終わった事だし、ネタバレありありの感想を書きまーす♡
ブレイキングバッドとベター・コール・ソウル両方のネタバレ含みますので、未見の方はご注意を。

↓↓↓↓以下ネタバレ↓↓↓↓

冒頭の白黒画面、シナモンロールを作る1人のヒゲ面の男。
黙々と働く彼は時々何かに怯えたような顔をします。
男が夜に帰宅したのは広いけど静まり返った一軒の家。
ある夜、男は小さな箱を引っ張り出して中に入っていた古いビデオテープを再生します。
TVから繰り返し流れるのはあのCM＼ソウルに電話しよう！／
それをじっと見つめる男の表情………

ってところでやっと私は気付きました。
「ああああ、これ、ソウルグッドマン！あんただったのか！！(鈍いw)」

そうそう、彼はブレイキングバッドの終盤、全てを捨てて別の人生へ逃げたんでしたよね〜。そうか、シナボンの店主になってたんですね。

そこから時代は6年前に遡ります。
まだ駆け出しのソウル。いや、まだソウルグッドマンでさえありません。
ジェームズ・M・マクギルという貧相な弁護士です。

口の達者さはこの頃もすでに健在ではありますが、ド派手なスーツもなく、お金もなく、どうにも冴えない情け無い感じ。仕事は全然うまくいかないし、個性剥き出しのオーラもない。
でも、そんな不器用な彼が必死に頑張る姿に惹きこまれましたね〜。
なにをやっても失敗しかしないんだけど、そこが憎めないというか愛らしいというかw
あーあ…（笑）っていう、なんとなく温かい目で見守ってしまいます。

それにしても、最初の裁判のエピソード(生首とセックスしたやつ)は酷かった。
もちろんいい意味でですよ。ブレイキングバッドのブラックでしょーもない世界観が最高に出てた（笑）

終盤の兄とのエピソードはきつかったですね。
あんなに尽くした兄からのあのセリフ。
いままでの自らの行いももちろん悪かったとは思うけど、弁護士として一生懸命頑張って、ついに大きな成果を手にすることが出来るんだ！ってなったあのタイミングで叩き落とすのは、
いくらなんでもあんまりだ…。
確かにジェームズ・マッギルは出来損ないの弟かもしれないけれど、あんなに兄と一緒に働けるとキラキラした目で頑張っていたのに…。

もちろん、そういう経緯があったからこそ彼が裏稼業へ転がっていくのかもしれませんけど。
あの時、もし兄があんな事をしてなかったら、彼はきっとソウル・グッドマンにはならなかったでしょうね。

◆

あと、やっぱり序盤の一番の盛り上がりはトゥコの登場！
彼がドアの向こうからにゅっと現れた時は、キターーーー！！って思いましたね。
トゥコ、キターーーー！！キターーーー！！

ブレイキングバッドのトゥコのヤバさは凄かったですよね。キレッキレでw
あのトゥコが帰ってきた。もうね、嬉しくてニヤニヤしっぱなしです。

トゥコ役のレイモンド・クルツといえば、クローザーのサンチェスがお馴染みですよね～。

私、もともとクローザーのサンチェスが大好きだったんです。
無口でおとなしいけど、内面は燃えたぎるような熱さを秘めているサンチェス。
意外にも女好きで子供にも優しいサンチェス。
口の端でニヤッと笑うだけのサンチェス。
見た目は決して二枚目ではないけど、中身は間違いなく男前！それがサンチェス！！

だから、ブレイキング・バッドでトゥコとして出てきた時は衝撃だったし
そのトゥコがあんなキレッキレのイカれギャングだったのでさらに衝撃！
「待って、サンチェスｗ何してるのｗｗｗ」って気分だったんですが、
でも、トゥコの出番が終わる頃には、私はトゥコが超お気に入りになっていたし、
サンチェスではなく、レイモンド・クルツのファンになってましたね～。
（サンチェスももちろん大好きですよ！）

そのトゥコの再登場。嬉しすぎ！
しかも、ブレイキング・バッドの6年前のトゥコはまだちょっと可愛い。
あいかわらずのイカれっぷりで、いつキレるのかわからない怖さがあるけど、ばあちゃん好きすぎて笑ってしまう。
「ばあちゃんが！ばあちゃんが！ばあちゃんが！」って、どんだけ～！（笑）

トゥコの取り巻きギャングたちも懐かしかったですね。
余分なツッコミ入れるアイツとか。この頃からかよ…っていう（笑）
あの砂漠でのマッギルVSトゥコと仲間たちの絡みのシーンはシーズン1の一番の名シーンと言ってもいいんでは！？

トゥコのシーズン1でのシーンはあまり多くはなかったけど、まだまだこれからですよね。
次での活躍も超楽しみにしています。

◆

あとは、もちろんマイク！
マイク渋いですよね～。はっきり言ってあんなにおじいちゃんなのに、格好いい。

ブレイキング・バッドでマイクが必死に孫娘にお金を残そうとしていた理由も明らかになりましたね。
色々複雑な過去を背負っていそうだとは思っていたけど、やっぱりか…っていう。
マイクのこの先を知っているだけに、ちょっと切ないですね。

それにしても、マイクって困った奴に絡まれすぎじゃないですか！？（笑）
ブレイキング・バッドのウォルターも大概めんどくさくて困ったやつだったけど
ジェームズ・マクギルって男もかな～りめんどくさいタイプだぞ。

ベター・コール・ソウルの作中で明らかに素人臭のする売人の手伝いをしたときも
結局甲斐甲斐しく世話を焼いてしまってるあたり、そういう性分なんでしょうね～。
口ではぶっきらぼうだけど世話焼きで根は優しくて他人をほっとけないから、
ピンクマンも結局かわいがっていたし、最後はあんな事に…うぅ（涙）

ほっとけない性分といえば、マイクはブレイキング・バッドの中で
たくさんの家族を養ってましたよね。
ああいう話も、ベター・コール・ソウルの中でまた出てくるのかな～。

◆

ベター・コール・ソウルのS1、全10話。
しっかり楽しませてもらいました。
もういまから次シーズンが楽しみです。はやくー！はやくー！