みなさんこんにっちはー!
この作品、見ようかな~どうしようかな~って迷ってるそこのアナタに
すでにこのシリーズをガッツリ見ちゃってるワタクシめが
ネタバレを避けながら視聴ポイントを語る【観る前ガイド】のコーナーです。
今回はこちら!!
はい、「アウトランダー」です。
日本国内では2014年のhulu配信スタート。そのあとを追ってCSチャンネルのAXNが2015年に放送開始しましたね。壮大なスコットランドの歴史を舞台にした濃厚なラブロマンスで、話題と期待沸騰中の作品です。
ラブロマンス?あんまり趣味じゃないわ~ってあなた!ちょっと待って!!
アウトランダーは、ラブとロマンスだけじゃないんだ!
その辺じっくり語らせてくれ…!!ってわけで、早速行ってみましょう!
「アウトランダー」あらすじ
1945年、第二次世界大戦が終わり、従軍看護師として戦地に赴き夫と離れ離れになっていたクレアは、歴史学者である夫フランクと夫婦の時間を取り戻すために二度目のハネムーンとしてスコットランドを訪問します。
滞在中、ひとりで訪れたストーンサークルにクレアが手を触れた瞬間、意識を失い、気が付くと200年後の世界へタイムスリップ!
そこはイングランド軍とスコットランド軍が敵対する危険な時代。
イングランド軍に見つかり将校(なんと未来に残してきた夫に激似)に襲われかけるクレア。危機一髪のところで偶然スコットランドの戦士たちに助けられます。
この戦士たちと行動をともにするうちに、仲間の一人、若き青年ジェイミーと恋に落ちていき…
「アウトランダー」の原作
原作は世界中で2500万部を売上ベストセラーとなっているダイアナ・ガルバドンのアウトランダーシリーズ。10月22日より、早川書房にて文庫版が発売となります。
ちなみに、シーズン1は「時の旅人クレア」が元になっており、すでに製作が決定しているシーズン2は「ジェイミーの墓標」がベースとなっています。
「アウトランダー」視聴ポイント
時代背景と世界観
クレアがタイムスリップしてしまった先は、スコットランドとイングランドが敵対しあう時代です。
とくに作品の舞台となっているハイランド地方では現イングランド王政への反対勢力(ジャコバイト)が最も強い地域です。
このジャコバイトの中心になっているのが、ハイランドの戦士、ハイランダーたち。
つまり、ジェイミーとその仲間たちですね。
キルトを身にまとい、一族の誇りを背負い、馬にまたがり草原を駆け抜け、赤服と呼ばれるイングランド兵に剣を握り立ち向かうハイランダーの姿はそれはそれは格好いいです。
このハイランダー達が身に着けている装具がこれまた素敵。
クレイモア、ダーク、キルト、ブローチ、スポラン、バグパイプ…
歴史と伝統を強く思わせます。
しかし、クレアがタイムスリップした1743年から2年後の1745年。
歴史上では、カロデンの戦いでハイランダーたちの多くが悲劇的な最後を迎えてしまうのですよ…。
信念を胸に立ち向かっていく男たちの姿と、それを支える女達の逞しさを描くアウトランダーは、そんな悲しき激動の時代を描く歴史スペクタルでもあるんですね~!
スコットランドの雄大な自然が広がる映像美と音楽
アウトランダーはとにかく映像が美しいです。スコットランドの雄大な自然、歴史を感じる建物。そして音楽。それが随所に散りばめられていて、本当に綺麗。
特にオープニングは必見で、美しいカットの連続とバクパイプの音色、癒やされるような歌声が物語に一気に引き込んでくれます。
このオープニング曲は、伝統的なスコットランド民謡「スカイ・ボート・ソング」をアレンジしたもので、アウトランダーの舞台にもなっているカロデンの戦いを歌ったものなんですよ。
濃厚で美しすぎるラブシーン
アウトランダーのラブシーンはすっごいですよー!超超超濃厚。
おっぱいボーン!お尻もドーーン!!お茶の間シーーーン!!!
こんなものをうっかり家族で見ようものなら、あまりの濃厚さにお父さんは咳払いをしながら新聞で顔を隠し、お母さんはわざとらしくキッチンにお茶を淹れに立つことでしょう…。
だって、AXN放送時には番組冒頭に「性的に過激な描写があります」ってお断りが入るんですよ。国内ドラマに比べてラブシーンが濃厚なイメージが有る海外ドラマですが、そんな海外ドラマ専門チャンネルでもなおお断りが入るってことは、どういうことだかわかりますか?アウトランダーは裸でちょっと抱き合うなんてもんじゃないってことです。
これもうやってます、やってますからーー!!
でもね、まぁエロいんですけどね。これがまた美しいんですよ。
クレアの透き通るような肌も、ジェイミーの眩しいぐらいたくましい筋肉も。
ため息が出ますよ。あぁ…。なんて綺麗なの…。
というわけで、もう絶対にひとりで見るのがオススメ!
お茶の間のテレビでなく、自室で。PCやスマホやタブレットで。
誰にも邪魔されない環境で。
CSはお茶の間のテレビでしか見られない?大丈夫。huluでも視聴できますから。むしろhuluで視聴すべき。
そして、ぜひ一人でじっくり美しいラブシーンを堪能して欲しいっ!
出演者
クレア・ビーチャム・ランダル役 カトリーナ・バルフ
アウトランダーのヒロイン、クレアです。彼女は強くたくましい女性。
屈強なハイランダー達とも渡り合う度胸を持っています。そして知的で超美しい。
才色兼備とはこの事か!
演じるカトリーナ・バルフは1979年10月4日生まれ。
元はモデルで、女優としてはこの作品が大抜擢の出世作だそうです。そんな彼女の体を張った演技も見どころですよ。
ジェイミー・フレーザー役 サム・ヒューアン
200年後の世界でクレアを助け、恋に落ちる若き青年ジェイミー。
愛するクレアのためなら地の果てまでも飛んで行く男前。
演じるサム・ヒューアンの出身はスコットランド。
ちなみに、ストーリー上ではジェイミーはクレアより年下になっていますが、サム・ヒューアンは1980年生まれ。クレア役のカトリーナ・バルフとは1歳しか違わないんですね~。
そんなサムは、伝統的なキルトを着こなせ、舞台経験による確かな演技力も大きなポイント。そして脱いでも見栄えする肉体美!う~ん、たまらないぞ!
フランク・ランダル(ジョナサン・”ブラック・ジャック”・ランダル)二役 トビアス・メンジーズ
フランク・ランダルはクレアの元世界での夫です。歴史学者のフランクは、知的で落ち着きのある男前。そしてクレアにべた惚れです。
そんなフランクの祖先にあたるのが、ジョナサン・”ブラック・ジャック”・ランダルこと、ランダル将校です。
これがまた、感情的で狡猾で暴力的な外道タイプで、フランクとは正反対のキャラクター。
演じるトビアス・メンジーズは「ゲーム・オブ・スローンズ」などへの出演経験あり。
優しく理性的な夫と冷酷で野蛮な将校の変わりっぷりに注目ですよ!
知っているとさらに楽しめる!スコットランドの名物達
タータンとキルト
タータンはスコットランドで発達した格子柄の模様のことです。この模様は、日本で言うところの家紋にあたり、氏族によって模様も異なります。
※氏族=自治制度。氏族ごとに社会を形成していた。主に共通の祖先の子孫の集合体。
そして、このタータンを腰に巻いたものをキルトと呼びます。
現代の日本から見るとチェック柄のスカートのように思われがちですが、キルトは女性は着用しません。男性のものです。
キルトは、氏族の誇りを身に着けているのです。
グレート・ハイランド・バグパイプ
バグパイプは大きな袋(バッグ)に数本のパイプが突き出た楽器です。
空気を吹き込み、その空気を袋を押出しながら音を出します。
また、バグパイプは戦場でハイランダーたちを鼓舞し敵を威嚇する武器でもあったそうです。
バグパイプの音か誇り高く聞こえるのも、そういう理由があるんでしょうね。
ゲール語
ゲール語は元々アイルランドの言語でしたが、移民のいたスコットランド(とくにハイランド地方)で使われています。
作中でもゲール語のセリフが時々出てきますが、吹き替え版でもそれは訳されることなくそのままです。なんだかわからないけど、なんとなくわかるというクレアの内面に沿った演出となっています。
作中で一番良く聞くゲール語は「サセナッフ」じゃないでしょうか。
これはゲール語でよそ者を意味する言葉で、主によその土地(世界)からきたクレアのことを指しています。
ポリッジ
オートミールのおかゆです。作品中でも食事として頻繁に登場します。
スコットランドの気候はオートミールの原料となる燕麦の栽培に適しているため、よく食べられるようです。
ブラッドプティング
豚の血の混ぜられたソーセージです。スコットランドでは朝食の定番なんだとか。
一見グロく感じるかもしれませんが、とっても美味しいそうですよ。
作中では、ジェイミーがクレアに差し出すシーンがあります。
スコットランドの国花 アザミの花
アザミは日本でもお馴染みの花ですが、スコットランドの国の花でもあります。
アウトランダーの作中で、時々揺れるアザミの花が映ることがありますが、あれはスコットランドを象徴しているんですね~。
まとめ
観る前ガイド、アウトランダー編いかがでしたでしょうか!
アウトランダーはラブとエロと歴史とフェチを詰め込んだ素晴らしい作品です。
シーズン2の製作も決まっていますので、これから末永く楽しめると思います。
未見の方はぜひぜひチェックを!
スコットランドの世界にどっぷり浸ってくださいね!